クリニックブログ

2016.10.20更新

2週間ほど前にある患者さんからの紹介で、はちみつの本をお借りして読んでみました。日本薬局方にはちみつを「口唇の亀裂、あれにはそのまま患部に塗る」と書いてあるそうです。医療用はちみつの存在を知りました。元祖はニュージーランドで産生される「マヌカハニー」が最も有名ですね。でも、治療に直接使用されているとは思いませんでした。特にマヌカハニーにはメチルグリオキサールという抗菌成分が含まれており、歯周病菌のミュータンス菌をはじめとした悪玉菌の増殖を抑制することが知られています。一説にはピロリ菌にも効くという話もあるほどです。日本産ではそばや栗、菩提樹からとれたはちみつには鉄、銅、亜鉛など皮膚の創傷治癒、胃炎や潰瘍で傷ついた粘膜の修復に必要な成分が豊富に含まれていますので、はちみつを摂取することで傷、褥瘡、口内炎、胃炎や潰瘍が治ると言われています。その他に、はちみつに含まれるオリゴ糖やグルコン酸は腸内善玉菌のプレバイオティクスでもあるのです。従って、毎日はちみつを摂取することは体の免疫力を上げて、抵抗力を増す効果があるといえます。おおさじ一杯程度ならば、カロリーは気にする必要はありませんので、糖尿病の方にも安心してお勧めできる健康法です。

投稿者: みなと芝クリニック

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