クリニックブログ

2016.09.13更新

先日は低糖質ダイエットのメリットについて述べましたが、今回はデメリットとその対策について話します。一般に低糖質ダイエットを始めますと炭水化物をほとんど摂取しませんので、空腹感が強くなります。低糖質ダイエットではタンパク質や脂質の制限をしませんので、空腹感を紛らわすために肉類の摂取が増加します。従って、コレステロールが上昇してきますので、動脈硬化が進行し心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高くなると言われています。コレステロールに対しては不飽和脂肪酸特に多価不飽和脂肪酸を摂取することで、悪玉コレステロールの上昇が抑えられ、動脈硬化を防ぎます。食品としてはサバ、サンマ、イワシなどの青魚系やえごま油です。オリーブオイルは一価の不飽和脂肪酸ですので、オリーブオイルだけ摂取していてはバランスが悪くなるので注意してください。もう一つの問題点はダイエットとともに筋肉量が落ちてくることです。糖質を制限しますと筋肉内のタンパク質がエネルギー源として消費されてしまいます。それを補うためにタンパク質を多く摂る必要があります。特にロイシン、イソロイシン、バリンといった分枝鎖アミノ酸が筋肉形成には必要です。white meatと呼ばれる鶏肉や魚(赤身)に多く含まれますが、サプリメントの形で摂取するのも良いと思います。このようなことに注意して低糖質ダイエットを行えば、心配することはありません。是非、低糖質ダイエットで頑張ってください。

投稿者: みなと芝クリニック

2016.09.06更新

リオオリンピックでジカ熱が話題になりましたが、感染者が日本人でもポツポツ出始めています。アメリカでは感染が拡大しているというニュースも流れてきました。このウィルスに対するワクチンはまだ研究段階です。実用化が急がれていますが、先日、武田薬品工業が米国のNIH(保健省)からワクチン製造の依頼があり、補助金が交付されました。武田のMRさんに聞きますと、まだ作製には着手していないそうです。ところが、ついこの間、千葉県衛生研究所がジカ熱に感染した日本人からウィルスを分離したと発表があり、大阪と熊本のワクチン製造メーカーに提供したというニュースがありました。大阪は阪大微研、熊本は化血研です。化血研はワクチン製造法に国の基準違反があり、今年の5月6日に営業停止処分が解除されたばかりです。熊本の震災で製造能力が低下し、今年のインフルエンザワクチンが間に合わないということで、他社にワクチン製造の負担を強いている状況で、新しいワクチンの開発が安全性を担保してできるのでしょうか。マスコミも「熊本の」としか伝えておらず、名称を伏せたのはなぜでしょうか。やましいことがあるのでしょうか。何か利権がからんでいるような気がしてなりません。医療者としてこれからの動向を注視していきます。

投稿者: みなと芝クリニック

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