クリニックブログ

2015.09.25更新

女優の川島なお美さんが胆管癌でお亡くなりになりました。術後約1年だったそうです。12時間に及ぶ手術ということは相当な進行癌だったことが推測されます。でも一年は早すぎますね。それだけ肝内胆管癌は悪性度が高いという証拠です。現在は手術治療が唯一ですが、術後成績は未だ芳しくありません。全体の術後5年生存率は26%ほどです。最近は若い方々でこの病気に罹患する率が高くなっています。原因はまだはっきりしませんが、日本ではその一つに印刷会社で使う有機溶剤が関連していることが知られています。原因が究明できれば予防法や治療法が開発されるのですが、なかなか難しいようです。早期発見に関しても、早期における症状がほとんど無いため、症状が出た時に医療機関を受診した時は既に進行している場合が多いです。川島なお美さんは最後の手段として高濃度ビタミンCの点滴をされていたようです。癌に対する効果のエビデンスに乏しいという欠点はありますが、進行癌の勢いを抑えるには毎日100g程度の投与が必要という知見もあります。川島なお美さんのご冥福を祈ります。

投稿者: みなと芝クリニック

2015.09.22更新

新着情報でもお知らせいたしましたが、「壮快」という健康雑誌の11月号に私が解説した記事が掲載されました。糖尿病と腸内フローラについてです。要は善玉菌が増えると糖の吸収が抑えられて血糖のコントロールがしやすくなるということです。私の目標はあくまでインスリン治療をできるだけ減らしたいところにあります。少なくとも内服薬だけで糖尿をコントロールできれば、自己管理の問題やひいては医療経済の問題から解放されます。「壮快」では献立のレシピも掲載されていますので是非参考にしてください。糖尿の方でも食事は生き甲斐の一つです。過度な食事制限は人生を暗くし、意欲を低減させます。病気は抱えていても、病気と共存し健やかに老いることを目指しております。糖尿病見直し外来盛況してます。

投稿者: みなと芝クリニック

2015.09.15更新

常総市の医療の現場が一部報道されていました。医療機器が浸水し、使用不可となり業務が停止した状態です。患者さんは待ってくれませんので、現場の先生たちは大変なことと思われます。しかも災害時は必要な医療スタッフが揃わないことから、事実上診療は難しいかも知れません。ライフライン、特に電気の供給がストップしてしまうと命に関わる患者さんも多いと思います。地域中核病院の先生方は災害で発生した重症患者も診なければなりません。自分はそういう場面に遭遇したことがないし、被災地に応援にいったこともありませんので、想像がつきませんが、医師数に対し患者数が圧倒的に上回ることは確かだと思います。骨折した患者さんが、頭痛と腹痛の訴えをしたとしますと、通常であれば、この患者さんは整形外科だけではなく、脳外科や消化器科の医師の診察が必要となります。しかしながら、絶対的医師不足の状況では1人の患者さんに3名の医師は無理で、恐らく1人の医師が対応しなければならないでしょう。しかし、実際は「専門外だから手出しをしない」「専門外は手を出すな」という風潮があり、専門外の患者さんは診ないのが現状です。災害現場では専門外を見ない医師は意味がありません。専門外も診れるよう日頃からトレーニングを積んでなければ、一朝一夕でできるものではありません。私は元々、医療過疎地域の大学で研鑚して参りましたので、一人の医師が一人の患者さんのすべてを診るよう教え込まれました。災害時には少しでも役に立てるよう、これからも信念を貫いて、患者さんの全身を診る診療を行っていきたいと思います。

投稿者: みなと芝クリニック

2015.09.04更新

平成27年度からインフルエンザワクチンの内容が変更になりました。昨年度まではA型2株とB型1株に対するワクチンでしたが、今年度からA型2株、B型2株に対するワクチンになります。それだけ予防効果が高くなることが推定されます。今までB型は2株のうち流行するのがどちらかであるため、1株しか含まれていなかったそうですが、はずれると予防効果がありませんでした。米国での研究の結果、B型は2株が混合して流行することが判明したので4株対応になったという経緯があります。ただ、難点は価格が上がってしまったことです。当院ではできるだけ予防接種を推進する立場をとっておりますので、値段はなるべく抑え気味で考えております。
昨年は3000円でしたが、500円アップの3500円を予定いたしております。どうぞご理解のほど、宜しくお願い申し上げます。

投稿者: みなと芝クリニック

  • クリニックBLOG
  • お問い合わせ
  • Doctor's File ドクターズファイル vol.3154 川本 徹院長