クリニックブログ

2020.04.02更新

前の内容が前座となりますが、最近の知見では新型コロナウィルスはアンギオテンシン変換酵素2(ACE2)受容体に結合することにより、ACE2の活性を低下させ、その結果、増加したアンギオテンシンIIがアンギオテンシンII受容体と結合し、アルドステロンの上昇を引き起こすことがわかっています。過剰に増えたアルドステロンはアルドステロンブレークスルーによる心血管系障害を引きおこし、肺炎や心不全を悪化させると考えられています。新型コロナウィルス感染者において、急激に肺炎が進行し致命的になる理由の一つと考えられています。特に前述のアンギオテンシンII受容体AT1拮抗薬を服用されている高血圧症の患者さんではアルドステロンブレークスルーのリスクが高くなると考えられますので、アルドステロンブレークスルーを起こしにくいオルメサルタンやアジルサルタンを含む降圧薬に切り替えることで、新型コロナウィルス感染症の重症化を防ぐことが期待されます。血圧の薬を服用されている方で、ご自身の処方箋を一度、見直してみてはいかがでしょうか。

投稿者: みなと芝クリニック


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