クリニックブログ

2015.05.25更新

「泡を吹かせる」という言葉があります。相手をあわて驚かせるときに使うようですが、泡ははひどく驚いているときに口から出るようです。先日、危険ドラッグを他人から飲ませられて意識障害を起こした患者さんを診ました。瞳孔は半開き状態で、眼振がありまぶたが不随意運動を起こしてました。口からは多量の泡状の唾液が排出されていました。酸素濃度は99%ルームエアーで保たれていましたので、呼吸は問題ありませんでした。しかし、なぜ口から泡がでているのでしょう?別に驚いている状態でもないので、別の理由であることが推定されます。唾液の分泌が亢進しているのでしょうか。嚥下が制限されていますので、口腔内に唾液が溜まります。呼気は鼻からだけでなく口からも行われてるので、舌の不随意運動などにより唾液が振盪されて泡が発生するのかも知れません。患者本人は耳は聞こえるようですが、しゃべることができないようです。この方は点滴を数時間行っているうちに意識が完全に戻り、回復しましたが、ほんの少量のドラッグでこんなにもラリッてしまうのですね。運が悪いと命も落としかねませんし、場合によっては事故を起こして他人の命まで奪ってしまいます。警察によると規制は厳しくなっているものの、こういう事件は後を絶たないようです。

投稿者: みなと芝クリニック


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