クリニックブログ

2015.05.09更新

最近の日本人の食生活の欧米化により、脳梗塞が増えています。頸動脈や脳の太い血管内にコレステロールがたまり、動脈に粥状硬化が生じるため、そこにプラーク(血小板の塊)が形成されて血管が詰まって起こります。一方、日本では昔からラクナ梗塞という脳梗塞が多いことが知られており、現在でも脳梗塞全体の35~40%を占めると言われています。ラクナ梗塞の原因は高血圧と低栄養による動脈硬化と考えられています。直接、命に関わる状態ではないのですが、多発すると痴呆の原因になるとも言われています。ラクナ梗塞が見つかると、再発予防のためバイアスピリンなどの抗血小板作用のある薬剤を投与されるケースが多いように思われますが、ラクナ梗塞の20%に脳出血が発生するという報告もありますので、その投与は慎重に行うべきという意見もあります。しかし、ラクナ梗塞の発生機序を考えればまず血圧を適正範囲にコントロールし、低栄養状態を改善することで抗血小板薬なくしてその発生を未然に防げるでしょう。低栄養とはすなわち動物性タンパク質や脂肪不足であり、もっと肉を食べるということです。えーっ、肉を食べるとコレステロールや尿酸が上がっちゃうと思うかも知れませんが、極度の制限は却って病気の発生を進めてしまうのです。塩分を控え、水分をしっかり摂ることも重要です。やせ型で血圧が高目の方はラクナ梗塞に注意してください。

投稿者: みなと芝クリニック


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